Friday, March 29, 2013

英雄のジージャン:Leeストームライダース101LJ


世の中にはとんでもなく格好いい服が存在する。


それがこの『リー』のストームライダースの101LJだ。

これはかつて16年程前にこのニューヨークに来た時に知人が俺の誕生日にくれた物。

これは50年代に造られた物だからそう考えるともう60年以上も前の服ってことになる?!


何とも言えない渋さと言うか懐かしさがこのジージャンには存在する。

初めてこの服の存在を知ったのは高校時代に観たトムクルーズ主演の映画『デイズオブサンダー』だった。

クルーズのこれを着ている姿に戦慄を覚えた。

まさに『わぁーお...マジかよ』だった。

少年心にこんな格好いい服は見た事がないと思った。

ぶん殴られた気分だったよね(笑)。

のちに調べて解った事がこれは既に生産されていないビンテージだった。

ネットもない時代で当時古着屋で10万を越す値段で売られていた...

アメリカが黄金期に造り出した物は今なお金色に輝いている。


この『ユニオンメイド』と書かれたタグ。

かつてアメリカは極上の天然のコットンとインディゴが獲れた。

土地は肥沃で大気汚染もなく太陽がその土地を無限大に照らし続けた。

人口は今の半分。

戦後のアメリカ黄金期の真っ只中。

多くの工場で職人気質のあるアメリカ人労働者達が組合(ユニオン)の誇りを持って一つ一つを手ずくりで造っていた。


もっとも人間が体を使って働いた時代だ。

そんな時代にこういった重労働を守る衣服が必要だった。

このジージャンは農作業やカウボーイの為に造られた服。

そこには何とも言えない機能性と合理さと格好良さが見事に存在している。


寒さから守る為の中に付いている天然100%の極上ウール。

まさに大量生産されていなかったあの時代でしか造る事が出来なかった名品だ。

天然のインディゴに染められた極上のコットンは時間と共に言葉では言い表せない色を醸し出す。

極上の素材で造られた証拠として今なおかつこうしてさほど壊れる事もなく生き残っている。

春と秋という一瞬の期間でしか着る事の出来ないこのジージャン。

アメリカのストリートをアメリカ史上に残る伝説のジージャンを身にまとって歩く。

まるで目に見えない鎧兜に守られているような気分になる。

そしてもう一つは一瞬だけれども銀幕の中のクルーズになったような錯覚にも陥る(笑)。

鳥肌が立つよね。

俺は本気でそう思ってる(笑)。








No comments: