Sunday, December 11, 2011

ロスの女将さんと親方

最初に約2年住んだのがカリフォルニア州のこの街San Luis Obispo(サンルイスオビスポ)。ロスから3時間北に行った街。人口5万。海沿いの西海岸を絵に描いたような綺麗な街。

その街に俺の人生の恩人がいる。それがMasaeさんというこの街とロスに日本食屋を3件持つ女将さん。


旦那さんである親方は2年前に癌で亡くなってしまった.... 俺の人生で日本人で関わった人でもっとも尊敬出来る人だった。

昭和のバブル全盛期に銀座と四谷に店を構え職人のど真中で生きてきた人。女将さんも日本の水も辛いも知り尽くしてる人。

毒舌。でもシャイで心が本当に綺麗で優しくとにかく人間が好きで若い人の面倒を見るのが人生の全ての人だった。凄く勉強家な人で部屋は本だらけで頭がいい人だった。たまにビートたけしさんを観ると親方を思い出す。

今の俺の考え方の8割くらいは親方の哲学と生き様のコピーのような気もする。

2人に出会った時は19歳。惨めで情けなくて貧乏な俺に女将さんと親方がいつも飯を食わしてくれた。若さって何の根拠もない自身しかないんだよね。でも内心はノミの心臓で寂しがり屋だった俺(ここは今も変わらないかなきっと)

そんな俺の悩みや不安も本当によく聞いてくれた。永住権をこっちで追っかけてる時もよく電話をさせてもらって助けられた。

親方にはいつも怒られ励まされた。女将さんはギャグのセンスが抜群で全ての空気を読む。親方の暴走を優しくまとめ周りを気持よくさせる人。

女将さんのような女性と一緒になったら男は何でも出来て自分の道に没頭出来て成功出来るんじゃないかと思ったりもする。


そんな俺の原点でもある場所にこないだ約3年振りに帰った。親方が亡くなってからは行く気になれなかった... あそこに戻って親方が居ないと想像すると息が詰まるような思いになり避けていた。

でもやっと行く気になれた。女将さんにも無性に会いたかった。

今回また素晴らしい話が出来た。沢山笑い泣いた。

高校を卒業してすぐにアメリカに来て基本一匹でやってきたから家族の素晴らしさとか団体の重圧みたいのを本当に感じた事があまりない。

今回久々にあったかいなって感じた。一年に一回は戻って女将さんに恩返しをしていきたいって本当に思った。

ロスの女将さんと親方。俺にとっての恩人であり恩師だ。



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